necco Note
【necco課題図書】『コンセプトの教科書 あたらしい価値のつくりかた』を読んで考えたこと
- Editing
年末年始の休暇が終わり、今年の業務がスタートしました。
necco恒例の長ーいおやすみ。今年は17日間でした。
休暇中、細田 高広さんの『コンセプトの教科書 あたらしい価値のつくりかた』を課題図書として読みました。
アシスタントデザイナー、エディターとして働く身として本当に勉強になることばかりで、読みながらメモする手が止まらず…!
課題として、この本を選んでくださった阿部さんに大感謝です。ありがとうございます!
せっかくの機会なので、学んだことや考えたことをまとめてみました。
ちなみに昨年の年末年始休暇は、ライティング関連の書籍を8冊読んでいたようです。
コンセプトを「つくる」ための教科書
『コンセプトの教科書 あたらしい価値のつくりかた』は、ビジネスに必要な創造性を学ぶ実践的なプログラムを提供し、クリエイター・オブ・ザ・イヤーメダリストなど国内外で多数の受賞経験のある細田 高広さんの書籍です。
これまで「才能」「ひらめき」という言葉で片づけられてしまうことも多かったコンセプト設計の方法や流れを具体的に掲載しています。
ミニワークとして架空サービスのコンセプト設計をしながら学べるので、すでに業務などでコンセプト設計をしている方はもちろん、初心者でも理解しながら読み進めることができます。
コンセプトに限らず、言語化するヒントがたくさん!
今回読んでみて一番に感じたのは、誰でもすぐに実践できる内容であるということです。
ミニワークだけでなくコンセプト設計のための資料が複数掲載されているので、実際のサービスや事業に当てはめることで初心者でも言語化を進めることができます。
さらに、設計の流れそのものはもちろんですが「人を惹きつける言葉はどんなもので、どのような点が良いのか」が事例をもとに示されいる点もすごく勉強になりました。
メリットそのものではなく、それによって生まれるユーザー体験が「ユーザー目線」で想像できる言葉、そもそも言語化した人の「熱意」が感じられる言葉は見た人の体温を上げて心に届く。綺麗事ではなく、その言語化の方法が具体的に書かれていて、今後何度も読み直したい書籍の一つになりました。
今後、実際に業務の中でこの本を側におきながらコンセプト設計を繰り返すことで、知識として持っているだけでなく使える技術、視点として自分の中に落とし込んでいきたいです。
エディター・アシスタントデザイナーだからこそ、言葉が好きだからこそ、言語化する力、習慣を鍛えていきたいと改めて背筋が伸びるきっかけになりました。
すぐ取り入れたいと思ったポイント
普段の業務で、ウェブサイトやパンフレットで使用する文章やコピーのライティングをする際、なかなかうまく言語化できずに時間がかかってしまうことも多いです。
この書籍には、そんな時の助け舟となる方法がたくさん載っていました。
また、neccoではコンセプトを整理するためのオリジナルのシートを使用していますが、その資料にも取り入れられそうなポイントがありました。
まだまだ構想段階ですが、良い取り入れ方を模索していきます。
まとめ
今回、阿部さんから「この本読んで、資料にまとめてみて!」と課題をいただきました。
書籍の内容をまとめて1つの資料にしようと思っていたのですが、実際に読んでみるとコンセプトに限らず日々エディターとして行う業務に役立つものばかりだったので、個人としてneccoとして取り入れたいポイントに焦点を当てた資料を作成し提出しました。
本当にこのタイミングで読んでよかったです。
実際の業務に取り入れながら、エディター・アシスタントデザイナーとして成長していきたいです。
龍神 菜緒
Nao Ryujin
神奈川県生まれ。大学卒業後は損害保険会社に入社し、官公庁や企業の従業員向け商品をメインに担当。休職をきっかけにデザインと出会い、個人事業主としての活動を開始。デザインを始めた当初からneccoがつくるものに魅力を感じており、秋田への転居もあり思い切って応募。2022年12月より参画。好きなものはデザイン、犬猫、ジンベエザメ、コーヒー、ビール、辛いもの、旅行。蒙古タンメンの秋田出店を切望している。